昨日はスカイツリーの見える都内で、鳥を絞めるワークショップでした。
会場はリトルトーキョー。前回のしごとバーが好評だったため、そのご縁でついに開催が実現することに。もろもろの難題を乗り越え、開催までサポートしてくださった今井さん、ありがとうございました!めっちゃタフだなー!
実は今まで、鳥を絞めるワークショップをこんなに街中でやったことはありませんでした。
鳥を手に入れるのが難しかったり、実際に絞められる場所がなかなかない、ということもあるのだけれど、自然や動物に触れ合う機会の少ない街の人たちがどう感じるか、受け入れてもらえるのかというところが心配な点の一つでもありました。
でも、街のあちこちでは今日もお肉料理がたくさん食べられています。動物の命と私たちの食事が切り離されてしまった場所だからこそ、もう一度そのつながりを感じてもらえるような場を作りたいと思い、このワークショップを開催することに決めました。
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鶏の生々しい写真があるので、苦手な方はご注意ください。
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当日は私たちの伝えたいことが上手く伝えられるかどきどきしましたが、終始穏やかに、とても良い場となりました。私たちのワークショップでは、普段食べている鶏肉や卵がどうやって育てられて手元にやってくるかなどの座学や、自己紹介のコミュニケーションの時間などを事前にしっかり取ってから、解体に進みます。
鶏は千葉県の自然栽培農家さんより、限りなく野生に近い鶏を譲っていただきました。彼は餌も地産地消、地元産のいりこや自然栽培の野菜、ぬかなどを使いながら、自然養鶏を営まれています。
今回はその鶏と、その鶏たちが生んだ卵で料理を作りました。一羽は焼き鳥に、一羽は鳥のサラダに、一羽は丸焼きに。骨や頭はスープにして最後まで美味しくいただきます。
こうやって並べてみると、一羽の鳥からどれだけのお肉が取れるのかがよく分かります。
”鳥を絞める”と言うと首を落とすところがクライマックスのように感じる方が多いと思うのですが、大変なのはそのあと。血抜きをしたり、内臓を取り出したり、洗ったり、食べれるように処理して初めて、お肉が食べられるのです。その時間の長いこと。疲れること!
お肉を食べるって本当に大変だなと、毎回感じます。(だから普段はゆるベジ暮らしなのです。笑)
最後まで集中力を落とさずやりきったみなさん、本当にお疲れ様でした。
『解体に興味があり、一度クマの解体をお手伝いしたことがあったのだけど、取り乱して泣いてしまった』
という方が参加されていました。
今回のワークショップも大丈夫かなと心配していたのですが、彼女も最後まで落ち着いて参加してくれて、お肉も美味しい!と食べてもらえました。鶏とクマ、ということで体の大きさや感じる部分が違うことももちろんあるのだと思いますが、私は昔、自分がただ見ているだけしかできなかったことを辛く感じていた時期があります。
自分で手を下すことができれば、自分自身が責任が負うことができる、納得ができる、そして動物と自分の関係性を自分で作ることができる。全員がこういうタイプに当てはまるわけではないと思いますが、ただ見ているだけの時は、それがどうしてもやりきれなくて、気持ちのやり場がなく辛かった気持ちがあります。
見ている、のと、自分でやる、と言うのは似て非なるもの。このワークショップでは、できる限り多くの参加者さんに鶏と触れ合ってもらい、動物と自分の関係性を自分で持てるように、『自分で行う』を体験ができるように組み立てています。

(夜の屋上での焼き鳥、美味しかったですね! うーん。スカイツリーとのギャップがすごい。)
解体後のワールドカフェでは、『写真や映像で見る方が残酷なように感じました』という意見もチラホラ。
目の前で起きることはとても淡々としていて、食べることも、捌くことも、ずっと地続きでつながっているのです。
街では沢山のお肉が消費されているはずなのに、ここで鳥を絞めようとするとなんだかそこだけ別の空間みたいになってしまう不思議。食べることと、動物をさばくことは、本当はひとつながりのはずなのだけど。食べ物と動物の命と、それから自分が生きている世界が、途切れてしまっている場所なのかもしれないなと感じました。
このワークショップで鳥を絞めたことで、いきなりモヤモヤが晴れる、ということはもしかしたらないかもしれないけれど、日々のなかで何か1つ、手に取ったものの先を想像してもらえるきっかけになれたら嬉しいです。
またやりたいな。
お疲れ様でした!!
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さて、というわけで東京でのトークはあと2つ!
13日のイベントはもう満席なのだけど、9/12のトークイベントはまだ空きあるよ。
参加費はキャッシュor物々交換、スキル交換でもOK!
田舎暮らし、シェアハウス、自家菜園的狩猟のことなどをお話しするよ。
お気軽にどうぞ〜。
▶︎”暮らしをつくる” 猟と暮らしのゆるトーク@渋谷
http://kokucheese.com/event/index/484644/
こちらも読んでね!
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雑誌 nice things. 2月号にて我が家の暮らしを紹介していただきました!
テーマは「私を楽しむ仕事」。
穴の空いたブーツに背負いかご、いつもの私の暮らしではありますが、スタイリッシュな雑誌らしからぬ格好でなんだか恥ずかしいです。なんとトップバッターで特集していただき、ウェブサイトは私のボロボロの野鳥の会ブーツがおしゃれなページのトップに、、、!笑
私にしては珍しく笑顔でない真剣な写真を撮ってもらったので、いつもとちょっと違う感じです。
読んでみると、日本仕事百貨のナカムラケンタさん、numabooksの内沼さん、発酵分野で活躍中の小倉ヒラクさんや、オンドルを作るときにお世話になった和紙職人のハタノワタルさんまで紹介されていて、尊敬する先輩方と一緒にこうして同じ紙面に載れること、嬉しくなってしまいました。
良かったらぜひ、お手に取ってみてくださいね。
(ふとnice things. さんのツイッターアカウントを見てみると、背景が私の後ろ姿に!感激)

それから、今月末の1/31に福岡天神で、蜂の巣から蜜蝋を作るワークショップを開催します。
会場はnumabooksさんが立ち上げた福岡天神のRethink Books。
美味しい生ビールと焼酎が飲める本屋さんです。
お肌の乾燥が気になるこの季節にぴったりの、みつろうクリームを作るワークショップ。ワークショップではみつばちたちの暮らしについて紹介しながら、巣を溶かして安全な天然のみつろうを手作りします。みつろうとレシピのお土産つき。
お気軽にご参加くださいね。
▶︎蜂の巣からみつろうクリームができるまでを知る・作る みつろう作りワークショップ
http://rethinkbooks.jp/event/2093
こちらも読んでね!
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本当は自分たちで作ったものを使いたかったけど、ワークショップで使えるほど量がなく(>_<)(大豆収穫の話はこちら)
また次回、自分たちで作ったもの 100%の味噌作ってみたい!
とりあえず今回は、お味噌の材料となる大豆、麹、塩がどうやって作られるのかみんなで体験しながらの味噌作りになりました。
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まずは朝から庭にかまどを作って大豆をグツグツ煮ます。
(ゆきこさん、ありがとう!)

大豆独特のコクのある香りが湯気と一緒に立ち上ります。
本当は煮汁は捨てるけど、もったいないので何か料理に再利用する予定。
大豆が程よく煮えたら、
さっと移して熱いうちに大豆をビンなどで叩いて潰します。
瓶を片手に子どもたちが大喜びで大豆を叩く。笑
楽しいよね。
そして、粗熱を取るためにテーブルに広げ…
事前に準備していた米麹と塩をまぶします。
大豆&米麹&お塩を全体に均等に行き渡るように、よく混ぜ混ぜ。
ここでも子どもたち大喜び!大豆を素手でネリネリできるのが楽しかったみたい。
こちらの小さなお味噌屋さんは、味噌団子で可愛い雪だるま作っていました。
ほっこり♡
団子はたくさん作って、最後は樽の中にペチンと投げ入れます。
空気が入らないようにギュッギュッと詰めたら、カビ防止のためにお塩で蓋をして、

おもしを乗せて、ハエなどが入らないように新聞紙で包んで完成!

半年から1年ほど寝かせれば、美味しいお味噌になります。
味噌作りって本当にシンプルで、大豆を茹でて米麹と塩と混ぜるだけ。
身近な調味料だし、自分で作れば添加物も入らないし、いい素材でできたお味噌を自分で作れたら嬉しいよね。
ワークショップに参加された方も「忘れないうちに家でも作ってみたい!」っていう方が多くてすごく嬉しかった。
あああ、完成が楽しみ。
特に今回は子どもたちの参加が多かったから、楽しい菌もたくさん入ってエネルギーいっぱいのお味噌になるんじゃないかなって今からワクワクしてる!
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ちなみに、米麹も自作で作っていたんだけど納得できるものが出来上がらず、それを使うまでは間に合わなかった。。。(悔しいーっ)なので、作っている現場だけでも参加者さんに見てもらいました。
手前が田んぼの稲についていた稲麹からおこしたもの、奥がご近所さんからもらった米麹を増やしたものです。
市販品の麹菌じゃなくて稲麹から麹を作っている人となかなか出会えなくて、正しく麹菌が増やせているのかわからず日々試行錯誤中。やばそうじゃないものは、とりあえず一度口に含んで毒味しています。ウーーーム。
市販のものなら安全で簡単だけど、でもやっぱり自家採種の麹菌使ってみたいよーー。
3月に寺田本家いくし、教えてもらおうかなあ。
ちなみに、味噌の材料の一つ”塩”も作ってみようということで、ワークショップと同時に庭のかまどで塩作りもしました。
参加者さんと一緒に海へ行き、海水が綺麗な岩場まで行って汲んできたのだとか。
近くの海水を20リットル半日炊いて、小さめのザル2杯くらい。
意外と取れるものなんだなあ。
まだ水っぽいので、このあとしばらくザルで乾燥させてみます。
今度、本格的にやってみようっと。
やっぱり、一通りは自分でできるようになりたいもんね。
美味しいお味噌になりますようにー!
▼手作り味噌を作ってみたい方はこちらからどうぞ!(こちらの味噌屋さんのレシピで味噌を仕込みました)
自然栽培の玄米麹と自然栽培の大豆を使った安心安全のこだわり味噌作りセットです。(出来上がり約6kg・マルカワミソ自然栽培の大豆と天然麹菌玄米タイプ)
▼初めての味噌作りでちょっと不安、という方は詳しい味噌作りマニュアル付きのこちらをどうぞ。
【大豆を選べる味噌作りセット】 味噌作りマニュアル付 出来上がり約3kg
【この記事もきっと興味あるはず】
▼軽トラいっぱいの大豆収穫したはずなのに収穫量が予想外すぎた。
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▼本が出ました!
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私が新米猟師になるまでのエッセイ(ブログに書ききれなかったいろんなこと)や、動物別の解体方法、ジビエのレシピ集など、イラストを交えて紹介しています。
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めっちゃ反響があったので、薪を使った韓国式の伝統的な床暖房”オンドル”(詳しい記事はこちら)についてもう少し書こうと思います。
煙で床下を暖めるオンドルは床暖房としてとっても良いと思うのですが、使ってみると良い面もあれば気をつけたほうがいい面もあります。オンドルをDIYしたい人のためにも、その辺りをもう少し詳しく書いていきますね。
【良いところ】
◎暖かい!気持ちいい!
前回も書きましたが、薪の暖かさと石からの遠赤外線でポカポカと暖かい。いわゆる「岩盤浴」効果です。そして、ゆっくり体を温めていくため温まった体が冷えにくいです。韓国では病気の治療にも使われているのだとか。
◎全部自然素材でできているので安心。
メインの素材は、石、土、紙、油。よく分からないもの&科学的なものは使わないので安心です。
◎エネルギー効率が良い!
薪5、6本で次の日の朝まで温まります。
煙が床下に行き渡り、床下に敷き詰められた蓄熱性の高い石を温めるので、燃やした時は約800度の熱が煙突の出口では約30度まで下がります。その温度差分の熱は石に蓄熱され、部屋を暖めます。
これを体験してしまうと、薪ストーブの暖かい煙がそのまま外に排出されてしまうのがなんとなく勿体無く感じてしまいます。
◎(薪を手に入れられるルートが確保できれば)燃料が無料。
灯油など毎日使う光熱費のことを考えると、だいぶお安くなります。
◎木酢液が作れる。
煙突から滴る木酢液を集めて、畑の虫除けにしています。
◎燻製が作れる。
煙突からの煙で燻製が作れます。30度くらいの冷たい風なので、溶けやすいチーズなども燻製できちゃいます。(そのときの記事はこちら)
◎熾を火鉢に入れて、部屋の空間を温める&料理にも!
オンドルは床暖房なので、空間を温めるには不向きです。なので、その場合はオンドルを焚いた熾を火鉢に入れて部屋を暖めます。その上でお餅とかも焼けちゃいます。
◎メンテナンスは頻繁にしなくても大丈夫
煙道などに煤がたまりやすいのは煙突の直径が15センチ以下の場合、というデータがあります。我が家は床下の煙道が四角く、約40センチ✖️約40センチと広いので、煤はたまりにくいのだそう。メンテナンスをするなら3、40年に一度くらいで大丈夫だそうです。(韓国の先生曰く、生きてる間にできればいいんじゃない?とのこと)
◎夏はひんやりして気持ち良いです。笑
【気をつけたほうがいいところ】
◎煙が出ます。
使用すると毎日煙突から煙が出るので、ご近所さんとおうちが近い方は火を焚く時間や煙突の場所など、作る前にきちんとコミュニケーションをとる必要があると思います。我が家はお隣との距離が近いので、煙突を横引きしてそちらに流れないようにしています。
ただ、横引きしてあるので風に弱い………。風が強い日は煙が逆流してきてうえっほうえっほしながら焚いています。焚き方も慣れるまで練習が必要だと思います。
ただ、火を焚く場所は部屋の中ではない&時間差で温めるため、換気をしてもオンドル部屋内の温度が下がるというロスはありません。
◎暖まるまで時間がかかります。
火をたいてから暖まるまで、5、6時間かかります。なので、すぐに暖めたい!という時には不向き。それから、暖まると冷めにくいですが冷えると暖まりにくいので、冷めないように毎日少しでも焚いた方が効率的です。
◎薪を用意するのにマンパワーが必要です。
薪の手配、薪割り、(生木の場合は)乾燥………。無料で手に入るものでも、その後の管理などはやっぱり人の手がかかります。薪の確保は、薪暮らしの人には永遠の課題ですよねえ。
◎作るのに時間がかかります。
床下をあけてレンガやブロック、石を積み、さらにその上に土をのせます。で、この土が乾燥するまでめっちゃ時間がかかります。特に我が家は九州で湿気ていたので乾燥させるまでに一ヶ月以上かかりました。施工するのであれば余裕を持って作るのがいいと思います。
◎梅雨はお手入れのためにも火入れを。
梅雨は湿気がたまりやすいです。もともと何もなかった床下に土やらレンガやらを入れるので、湿気やすい場所は要注意です。カビ防止のためにも、梅雨もちょっと火を入れて床下を乾燥させる必要あり。火を焚くと家も少し乾燥するので、古民家で悩まされる湿気対策には役立つかも。
◎作るのにお金かかります。
作る場所や広さにもよりますが、床下にレンガやブロック、石を敷き詰めるので、原材料だけでも結構な金額になります。使用済みの瓦で代用するなど、廃材を工夫して使用すれば予算はお安くなるかもしれません。
【よくある質問&問題点】
◎一酸化中毒にはならないの?
いわゆるオンドルで一酸化中毒になっていた時代は、「練炭」を使っていた時代。練炭には一酸化炭素が多く含まれていたためこういう事故も起きていましたが、今はあまりこういう事故は起きていないそうです。
また、オンドルを作る際には煙が漏れないように大工さんが施工してくれますし、万が一煙が漏れてもここはすきま風だらけの古民家。完全なる密室であればその危険性はあると思いますが、ここではあんまり心配ないと思います。
◎風通しが悪くなり、湿気ているとシロアリなどの虫の住処になるのでは…?
これはあるかも!シロアリ対策の薬を塗るなど、対策しないといけないですね。観察とチェックはこれからの課題です。
その辺りも含め、気になる方は、我が家のオンドル大工まで。
ondol.lifestyle○gmail.com
(○を@に変えて送信してね)
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実感として、オンドルは上にカーペットや(電源を入れていない)コタツを併用すると暖かさが逃げずに効果的だと思います。オンドルと上にかぶさったものとの間の「空気」が暖まるからより良いのかな〜。
そもそもオンドルは韓国でも高価な床暖房。
寒いのに木が少なく燃料不足の韓国では「いかに暖かさを逃さないようにするか」ということに重点を置いているそう。だから向こうでは一般的に寝室に作るものらしく、お布団を敷きっぱなしにするところもあるのだとか。
そういう視点から見ると、我が家のようにリビングに作るということはあんまりなくて、寝っ転がって温かさを全身で感じるくらいじゃないと本当はもったいない!くらいなんだって。
なので、冬の寒い日はみんなでここで寝たりしています。修学旅行みたいで私は好き。笑
でもでも、オンドル+コタツは日本ならではの大発明なんじゃないかなー、と個人的には思っています。笑 本当に効率的であったかいんだもん!床下からじわじわ染み出した暖かさがコタツの中に集まって、次の日までポカポカだから。
オンドルを作ってみたい方は福岡でワークショップがあるそうなので、よかったらご参加くださいね。(そのときはブログで告知します。)
ではではー!
今日も寒いので、オンドルで寝ます。
おやすみなさーい!
【こちらもどうぞ!】
床下で火を焚いて、その煙が床下に行き渡って部屋があたたくなる床暖房オンドルの仕組みについて。

▼【床暖房オンドルの凄さ】古民家住まいでこの冬一度もストーブ出してない。
http://chiharuh.jp/?p=4197
オンドルから出る煙をただ出すだけってもったいないと思ったので、煙突から出る煙でスモークナッツ作ってみたよ。

▼オンドルの煙突でスモークナッツ作ったよ
http://chiharuh.jp/?p=4468
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▼本が出ました!
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私が新米猟師になるまでのエッセイ(ブログに書ききれなかったいろんなこと)や、動物別の解体方法、ジビエのレシピ集など、イラストを交えて紹介しています。
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この冬、極寒の古民家暮らしなのにまだ一度もストーブ出してない。
衝撃。
まさかこんな日が来るとは。
古民家といえば、隙間風ピューピューで寒いっていうのが当たり前。
ヒビノケイコさんのブログを読んであるある!と思ってしまったけど
・家にいても誰もコートを脱がない。
あるある・・・!!笑
あと、
・家の中でも息が白い
・建具をぴっちり閉めてもどこかからスースーと風が入ってくる
・暖かくした一部屋にみんなが集まってくる
・夜の湯たんぽのために台所が混み合う、とか
いろいろあるんだけども、
何より光熱費がすごいかかるの!
うちの家は結構広いから、全部暖めようとすると相当ストーブが必要になる。
というかリビングになっている三部屋ぶち抜きのスペースをあっためようとすると家中のストーブやヒーターを総動員して4個くらいないと寒い。だから、建具を入れて部屋を区切って集中的にあっためるんだけど、暖かさが隙間風にさらわれていくのね。。。
ピューーーーーーーーー
(わかるよね!?古民家暮らしの人なら絶対わかってくれるよね????)
でも今年は暖冬のおかげか、一度もストーブ出してない!!
とはいえ、暖房も何もしないで過ごせるほど寒さは甘くありません。何でストーブを使わないで済んでいるのかと言うと、我が家には手作りの床暖房があるのです。
韓国の伝統式床暖房、オンドル。
写真の部屋の下が、床暖房になっています。
床下で火を焚いて、その煙が床下に行き渡って部屋があたたくなる仕組み。(火が通ってるわけじゃない、というところがポイントね)
縁側の下に、火を焚くところがあります。ここが入り口。
床下にはレンガなどで煙の道が作られていて、その上に蓄熱性の高い石を乗せていく。

火を焚いて出た煙がレンガの道を通って最終的には煙突から排出されるわけですが、高熱の煙によって石が温められて、その石がじんわわわ〜〜と部屋をあっためてくれるのです。

で、この石の上に土を敷いて、その上に紙を貼って完成。
素晴らしいぞ。
毎朝、火を焚くとなんだかほっとする。
たまに火を焚きながらパソコン仕事とかしたり。
だってここ、あったかいんだもん。
オンドルは薪の効率がすっごい良くって、朝一回焚けば次の日までは持つくらいあったかさが長持ちする。
だいたい、大きい薪を5、6本焚けば十分。
寒い日は、7、8本いれてもいいかもね。
煙突からは木酢液が取れるから、それを薄めて畑の殺虫剤として使ったり。
だいたい我が家は朝オンドルを焚いて、そこで出来た炭を炭壺に移し替えて必要なときには火鉢で部屋を温める。
火鉢ならお餅とか牡蠣とか焼けるし、一石二鳥!
火鉢って物理的にもだけど、見た目にも暖かい。
この子がうちに来てから(頂きもの)、暮らしの質がぐんと上がった気がするよ。
ありがとう・・・・!!
あと、オンドルはあったかさはほとんど床下に蓄熱されるから、煙突から出る煙は冷たいの。
キッチンにも薪ストーブあるんだけど、速攻で煙がモクモク家の外に出て行ってしまうもんだから、それを見て「ああ、あったかい煙が、なんかもったいない・・・」って思ってしまう。
薪割りとかするとね、よく燃える薪を用意することがいかに大変なのかひしひしと感じるわけですよ。
まず、切ったばかりの生木なんてすぐ燃やせないから1年前から乾燥させなきゃいけないし、そうすると保管場所だって必要だし、効率良く保管するために太い木を切るってなるとそれだってひと苦労だし。
確かに廃材を使えばタダで手に入るけど、その代わり切ったり乾かしたり運んだり、相当なマンパワーがそこには必要になるわけですよ。
お金でガスが買えるって、素晴らしいぞ!!!笑
だから、何でもかんでも絶対薪がいい!ってわけじゃないのです。いや、正直薪の方がご飯美味しくなるし体も温まるんだけど、「ここはガスでええやろ。お金で解決しよや」ってときは、ガス使います。
我慢しすぎる暮らしは、楽しくないから。楽しくないと続けられないからね。
バランスでね。
でも、今年はオンドルのおかげで光熱費めっちゃ安くなってるんじゃないかな。オンドル様様。ありがとう。
このコタツ、電源入ってないのにぬっくぬくですから。床下にあるオンドルのおかげです。
オンドルで体を温めると、体が冷めにくい。
というのも、オンドルは煙で石がゆっくりゆっくり温められて、それが土にじんわり伝わって床が暖まるから、焚いてから部屋が暖まるまでに5、6時間以上はかかります。(だから朝焚くのだけど)。
ゆっくり温まったものって冷めるのもゆっくり。さらに石から遠赤外線が出るので、体ポカポカ。
これが電気カーペットだと急激にあったかくなるけど、出た瞬間体がヒヤッとするんだよね。オンドルはあれがない気がする。(薪が正義!と言いたいわけじゃないよー。あくまでも私の体感として。)
韓国では、病気の人の治療にも使われてるらしいよ。
うーん。それも納得できるくらい、気持良い温かさだよ。
灯油を買わないで、薪で床下を温める。これも私たちのテーマである「エネルギーを作る」活動のひとつ。
オンドルに興味がある方は、シェアメイトがオンドル大工をやってるので問い合わせしてみてね。韓国の先生に弟子入りして、これまでに5つのオンドルを作っています。
ondol.lifestyle○gmail.com
(○を@に変えて送信してね)
あったかいよー!!:)
【こちらもどうぞ!】
オンドルを作るときに気をつけたほうがいいこと、使ってみて思ったこと、メンテナンスや使い方など、もう少し詳しくオンドルのいいところわるいところを書いてみました。

▼薪を使った床暖房オンドルのメリットとデメリット。
http://chiharuh.jp/?p=4614
オンドルから出る煙をただ出すだけってもったいないと思ったので、煙突から出る煙でスモークナッツ作ってみたよ。

▼オンドルの煙突でスモークナッツ作ったよ
http://chiharuh.jp/?p=4468
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▼本が出ました!
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私が新米猟師になるまでのエッセイ(ブログに書ききれなかったいろんなこと)や、動物別の解体方法、ジビエのレシピ集など、イラストを交えて紹介しています。
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年末ですね。
みなさん、大掃除進んでますかー?
障子、張り直しましたかーーー??
我が家の障子は、実は入居してから2年以上張り替えていませんでした。
子どもたちが遊びに来たときに、容赦なく破られる障子たち……。マスキングテープでなんとなく可愛い風に修理してあったものの、お客様の来る場所やし、やっぱりちゃんとしたい。障子を張り替えよう、張り替えよう………と思ってはや数年。
なかなか手が出なーーーーーい!
他にやることいっぱいありすぎて、ついつい先延ばしになっちゃうのです。
そんなある日、雨で外仕事のワークショップができない!というタイミングで(なかば無理矢理。笑)みんなで障子張りをしました。

◎お米で「食べられる糊」を作る
「障子張りの糊なら、自分で作れるよー」と友達に教えてもらったのをきっかけに、今回は糊を自分たちで作ることにしてみました。

米から作った糊は木工に適しているみたいで、昔の大工さんは炊いたご飯を練って自分で米から糊を作っていたのだとか。なんでも、木と米の化学式が同じなので木が伸縮するのと同時に米糊も伸び縮みするので接着面がはがれにくいのだそうです。
今でも専門職の方は糊を手作りする人もいるんだって。
さらに奈良時代から建具や家具、仏像などの接着剤として重宝されていた米糊は、化学接着剤(耐久性30年ほど)の約10倍、なんと300年ほどの耐久性があるのだそう。すごーー!
しかも
・ぴんと張れて使いやすい
・水でぬらせばすぐはがれるので、張り替えがらくちん。
ということならなんとしても手作りせねば!
私たちは2年前に収穫した我が家の餅米を使ってみました。

ごーりごりごりごりーーとすりつぶして、糊を作ります。

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今回は実験的に、米糊の作り方を別記事にしてみました。
必要な材料、詳しい作り方(手間をかけずに作る裏技も)、保存方法、防虫/防カビ対策などが書いてあるので、自分で米糊を作ってみたい!という方は良かったらこちらを読んでみてください:)
▽300年もつ障子が張れる。お米でつくる「食べられる糊」を作ってみたよー!
https://note.mu/chiharunomori/n/nda2e7177f51f
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◎障子を貼る
糊が出来たら、まず今張っている障子紙をはがします!
せっかくの機会なので、みんなで一斉に…
せーーの……!!!!

ばーーーーん!!!!

(お化け屋敷みたいでちょっと怖いw)
おりゃーーーーー!!!!

やばい超楽しい。
背徳感やばい。
今日という日は、どれだけ障子を破っても怒られないもんね。
(でも本当は木枠が痛むのであんまりおすすめできません。笑)
正統法でいくと、障子紙を水で湿らせるとよくはがれるみたいです。
障子紙をはがしたら、桟を木枠を良く拭きます。

綺麗に紙を拭き取ったら、新聞紙を敷いた上に障子を置き、障子紙を乗せ幅を確認します。
※障子紙の表裏に注意!巻いてある障子紙はあらかじめ広げたり逆巻きするなどしてくせをとっておきます。
桟に米糊を塗ります。

最初は糊の水分を木が吸い込んで伸びが悪くなるので、桟を濡らすか糊の水分は多めの方がやりやすいと思います。

障子紙をゆっくり広げて、ぴんと張りながら注意して貼ります。
乗せたら、障子紙が巻き付いていたロール?みたいのでころころ表面を転がすとうまく張れますよー。

張り終わったら、障子紙に霧吹きでしゅっしゅっと水を吹きかけます。ちょっとでいいです。
ちょっとぐらい紙が伸びても大丈夫。不思議なことに、乾いたらピンと張るんです!
ちょっとぐらい、はみ出したって大丈夫!
米糊は乾くのに一日くらいかかるので、貼付けて紙が落ち着いたら立てかけて乾かします。
糊が乾いたら、端を切ります。

それから、色を変えたい部分を切り取って色付きの障子紙を貼ります。

バランスを見て、自由な感じで張ると楽しいです!
障子が重なり合うと色味が変わるので、あえて重なるように色を配置するのもいいかも。

今はカラー和紙も色んな色があるので、好きな色を試してみるのもありですよー。
我が家はこの3色をネットで買いました。ちょうど良い大きさにカットされてるので使いやすいし、この3色ならどの色も失敗なし。厚みもあって丈夫だし結構気に入ってます。
あと、この間食品用の着色料で半紙を染めたので、オリジナルで染めた半紙を障子にはるのも可愛いかもですー!(きっとこれから障子に穴があくだろうから、そのときはこの半紙を使おうとウキウキ)
でも、障子紙に比べて薄いから耐久性的にどうかな…。

今までは障子に穴があくとがっかりしてたけど、これからは穴の空いた場所にはささっとカラフルな和紙を張っていけば良いのでストレスフリー!
部屋もぱあっと明るくなるし、楽しいし可愛いし褒められるし、おすすめですっ。
夜も可愛いよ。

切り取った障子紙は、揚げ物の敷物にして再利用。
ここまでやってこその、障子張り!!

この米糊のことを教えてくれた友達が、「舌切り雀の童話で、糊を食べておばあさんに舌を切られちゃう、っていうくだりがあるじゃん?最初はなんでのりを食べたくらいで…と思ってたけど、あの時代お米って貴重だったからなんだね」って言ってて、まさにそうだなって思った。
このお米もみんなで頑張って作ったやつだし、絶対に無駄にはしたくないもんなあ。
市販されている糊は科学的な防腐剤や防カビ剤が入っているので、口に入れちゃっても平気な米糊はお子さんがいらっしゃる方にもいいかもです。
これを薄くのばしてヘアスタイリング剤として使われている方もいるのだそうですよー。
これなら湯シャンでもするっと落ちて良いですね。
◎おしまいに

米糊と並んで、天然の接着剤と言えば「にかわ」。米糊は乾燥するまで1日とちょっと時間がかかるのですが、にかわは5秒で接着できるという瞬間接着剤なみの接着力。動物の骨や皮を煮て精製してつくるみたいだから、獲ったイノシシでいつか試してみたいなあ。
ではでは、楽しく障子を張り替えて、気持ちよく新年を迎えられますように。
お読みいただきありがとうございましたーーー!
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▼本が出ました!
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私が新米猟師になるまでのエッセイ(ブログに書ききれなかったいろんなこと)や、動物別の解体方法、ジビエのレシピ集など、イラストを交えて紹介しています。
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初めて自分で猪を解体して皮なめしをしたとき、革って本当に皮膚だったのか!とちょっとびっくりした。アレがアレになるのか!と、ようやく結びついたというか。
革がもともと動物の体の一部だって、ちゃんと分かってなかった。革だけじゃなくて、羽根とか毛皮とかも。
(ちょいグロ注意)
お肉とかって、その向こう側に動物たちがいるのが想像しやすいと思うけど、革とかまでいくとなかなかそこまでイメージできない。
(私も実際自分の手でやってみるまで、分からなかったなと思うし…)
独学で皮なめしとかを勉強していくうちに、いつかは革ができるまでのこともちゃんと伝えられるような物作りをやってみたいなあ…と思っていました。
そんなとき出会ったのが、グアテマラの手織物を使って、現地先住民と一緒にオリジナルの布小物を制作販売しているイロイトーさん。
出会ってすぐに「モノが持っているストーリーを伝えられる手仕事ワークショップしたいよね!」と盛り上がり、一緒に革小物作りのワークショップをやることに!
会場は、私が週2で働いているライズアップケヤ。
イロイトーのアヤさんはグアテマラのお母さんたちの手仕事の様子を、私は革ができるまでのお話を。それぞれの素材がたどってきた道のりを伝えながら、一緒にブレスレットをつくりました。
会場には猪や鹿の毛皮をまるまる一頭分展示したり、グアテマラ伝統織物を飾ったり。
まずは私から、猪が革になるまでのお話を。
(詳しい鞣し方はこちらに載ってます♡笑)
それから、アヤさんからはグアテマラのお話をしてもらいました。
グアテマラでは、着ている服によってどこの民族か分かるそうです。へーーー!!
鮮やかな美しい柄をまとうグアテマラの人たち、すっごく美しかったなあ…。
民族衣装の試着まであったり。
上からすっぽりかぶるウィピル(ポンチョみたいなもの)にコルテ(巻きスカート)って、なんだか日本の袴と凄く似てて。服って向こうでも親から子へ受け継がれていくものらしいから、体型に左右されず誰でも着られるもの…っていうと作りも似てくるのかな。
でも、そういうものの方が効率的だな〜と今は思う。
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さて、それから実際にブレスレット作りへ。
まずは色とりどりの伝統手織物から自分の好きな柄を選んでいきます。
スカートの生地だったり、ウィピルの生地だったり。どんな人たちが作っているのか想像しながら選ぶのも楽しいです。
色んな柄があって、選ぶときはワクワクしましたね〜♡
参加者のみなさんも時間かかってます!
私は昔っから南米の伝統織物が大好きで。
(良い意味で)大雑把で明るい色合い、生命力を感じる独特の雰囲気が、なんだかよく分かんないんだけど、理屈抜きで「いい!」って思ってしまう。
模様がずれたり、ちょっと不完全なところにも、彼女たちなりの理由があるのだとか。たとえば、本当なら完璧に左右対称にする技術を持っているのに、あえてそれをしない。それは「完璧は神のみがなし得る技」、という深い信仰から来ているのだそう。
そういうことを知っていくと、より手もとにある布への思い入れも変わってきますよね。
さて、布を選んだら次は革を自分たち腕のサイズに合わせて切っていきます。
革は、糸島で獲れた猪の革を2種類(茶色に染色済みのものと、原皮のままの色のもの)、用意しました。
(自分では商品にするほど美しく鞣せないので、今回はプロの方に鞣して頂いたものを使います。)
革とひとことに言っても、その動物の大きさや革の部位によって固さも厚みも違います。
今回は40キロ程度の猪と、20キロ程度の小さい猪の革を用意しました。
使ったのは、どちらも後足部分。
縫うところは穴をあけて針を通しやすくしておきます。
みんなで縫い縫い。
男性の参加者さんもいらっしゃいました!
最後に金具をつけて、完成!!
参加者のみなさんが作ったブレスレットは、柄や縫い方、糸のチョイスで全然違う個性的なものが出来上がっていって、すっごくワクワクした!
みんな同じ方法で作っているはずなのに、その人の雰囲気に良く合うものができるから不思議。
自分が解体した動物たちが、こうして形を変えて誰かの手元へ旅立っていくのって、なんだかじわじわ嬉しい。。。。みんな〜、いってらっしゃい!!
今ちょうど柿渋を作っているので、次は猪革の染色もやってみたいし、いつかは皮なめしからみんなでやるワークショップとかもやってみたいな。
(とはいえ、私もまだ試行錯誤中なんだけど。。。)
モノの先にある人や動物、いろんなプロセスが見えることで、モノへの想いは変わると思う。参加者さんにとって、ブレスレットもあの時間も、大切なものになったら嬉しいな。
このワークショプ、うちでやってほしい!という方や、一緒に作りましょう!という革小物作家さんいらっしゃいましたら、お気軽にご連絡ください。笑 (連絡先はプロフィール欄メールアドレスまで)
イロイトーのあやさん、ありがとうございました!
\またやりましょー!/
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▼本が出ました!
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私が新米猟師になるまでのエッセイ(ブログに書ききれなかったいろんなこと)や、動物別の解体方法、ジビエのレシピ集など、イラストを交えて紹介しています。
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