山の恵み、猪肉をスズメバチと山分けする

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山の恵み、猪肉をスズメバチと山分けするちはるの森

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ニホンミツバチの天敵、スズメバチ。

 

今年の秋はしつこ〜いオオスズメバチの攻撃に、だいぶまいっちゃいました。
スズメバチたちの幼虫の数が増えるこの季節、餌不足のために頻繁に巣を襲うみたいで。

 

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巣箱の方はそこまででもないんだけど、私たちの家の壁の中に住んでいるミツバチへの攻撃が激しいのなんの。この巣は、私たちが巣箱で育てている群れが分蜂する前に住んでいた大きな巣なのだけど、入り口がちょっと大きい。

 

ふつう巣箱を作るときは、ミツバチが入れてスズメバチが入れないような小さな入り口を作るんだけど、我が家の壁の隙間に自然に出来た巣だったので、スズメバチでも入れてしまう大きさ。

 

ご近所で養蜂している方も言っていたけれど、今年はスズメバチの多いこと!

 

自作のスズメバチの罠とかも作って、数匹とりましたがなかなか追いつきません。

 

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でも、ニホンミツバチは自分たちでスズメバチをやっつける術を持っています。

 

それは「熱殺蜂球」といって、スズメバチが巣内に侵入しようとすると働き蜂がスズメバチを取り囲んで体から熱を発し、団子のようになってスズメバチを蒸し殺してしまうのです。

 

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この丸まってる中にスズメバチがいるんです。

 

こうやって、自分たちでスズメバチを撃退しているのを見てきたし、そもそも私たちが引っ越してくる前からずっと住んでいた先輩ミツバチさんたちやし、今年もそこまで心配しなくても大丈夫かな…?と思っていたけど。

 

今年はやけに数が多い!

そして、しつこいっっっっっっ!!!!

 

 

ぶーーん
ぶーーーーーーん
ぶーーーーーーーーーーーーーーーん

 

 

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ついに巣の中に入り始める姿を目撃!!
あ、あれーー!
こらーーーーーっ!!!

 

オオスズメバチは巣ごと全滅させるというから、こりゃあかん!と思って、速攻で巣の入り口に金網をつけました。

 

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蜂たちがおとなしくなる早朝5時。
まだちょっと暗いなか、ナフコ(ホームセンター)で買ってきた金網を設置。
ちょうどスズメバチが入れなくて、ミツバチが入れるくらいの穴の大きさのものを選びました。

 

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これが結構効果があって!

最初は戸惑っていた蜂たちも、スムーズに出入りできるようになって、一安心。スズメバチも巣の中に入れなくなって、攻撃も少なくなりました。

 

それでもぶんぶんとしつこく飛び回るスズメバチは、つかまえてアルコール漬けにしました。蜂に刺されたときに塗ったり飲んだりすると効果があるのだそう。

 
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※スズメバチは刺されると大変危険です。ショック症状があると、最悪の場合は命にかかわる可能性がありますので、駆除を行う際は自己責任で。ポイズンリムーバーやエピペンなどを用意するなど十分注意してから行ってくださいね。

 

▼イラスト図解!蜂に刺されたときの応急手当とNG対処例
http://t-meister.jp/hachi/lab/sasaretara/

 
▼ポイズンリムーバー(毒を吸い出す器具)

 

さ。そんなこんなで採蜜(またあとで書きますね〜)も終わり、スズメバチの攻撃もすっかりなくなった今日この頃。

 
軒下でイノシシの解体していたら、そのお肉にぶーーーーんとスズメバチが飛んで来ました。

(ちょいグロ注意)

 

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よく見ると、口元で肉を綺麗に切り離して、肉団子にしているもよう。

器用だなあ〜!!はじめて見た。

 

っていうかスズメバチ、猪肉食べるんだ?!

同じ釜の飯を食う、じゃないけど、同じ山の恵みを食べるものとして、なんだか急に親近感が湧いてきちゃった。同じもの食べて生きてるって考えたら、なんだかなんだか、、、憎めないじゃんか。

みんなこうして生きてるんだよねー。

 

お肉を揺らすと怒るので、スズメバチが来たら解体の手を止めて、じっと待ってあげる。

そうしたら味をしめて、3回くらい戻ってきてはお肉を巣に運んでった。
まだ子育て頑張ってるのかなー?

 

山のお肉、山分けね。

そのかわりさあ、我が家にいるニホンミツバチはそっとしておいてくれないかなあ。来年。
よろしくね。

(通じてると良いんだけど。)

 

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▼本が出ました!
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私が新米猟師になるまでのエッセイ(ブログに書ききれなかったいろんなこと)や、動物別の解体方法、ジビエのレシピ集など、イラストを交えて紹介しています。

わたし、解体はじめました ─狩猟女子の暮らしづくり─

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About chiharuh

twitter: @chiharuh facebook: http://www.facebook.com/chiharuh お問い合わせ/コラム/出張解体ワークショップ などについては chiharunomori●gmail.com (●を@に) までお願いいたします☆ 暮らしかた冒険家 Lifestyle lodestar カナダ留学後、ウェブマガジンgreenz.jpのインターンを経てNGO/NPO支援・映画の配給事業を行う会社に就職。 半農半Xのワークスタイルを目指すべく、会社ごと千葉の外房に移住しオフィス隣の小さな畑で野菜を育てる。 仕事で訪れたオーストラリア・インドなどのエコビレッジでは、WWOOFを通じてサステナブルな暮らしを体験。 人と人が繋がるヒューマンスケールな生き方に目覚める。 2011年の東日本大震災をきっかけに、大量生産大量消費の暮らしに危機感を感じ「自分の暮らしを自分で作る」べく、鶏などを解体する屠殺の勉強を開始。屠殺ワークショップを開催し大人から子どもまで一緒になって命と向き合う場を提供している。 福岡に移住した今では、食べ物、お金、エネルギーを自分たちでつくるシェアハウス「いとしまシェアハウス」を運営中。 狩猟免許を取得し、新米猟師に。現在は毛皮の皮なめしを勉強中。 解体を始めてから基本的にゆるいベジタリアンで、普段は自分で獲った獲物以外のお肉はあんまり食べません。 何で私が田舎暮らししてるのか、お仕事のことやこれからのこと。 インタビュー受けたのでよかったらどうぞ。 → http://luvlab.ex-tra.jp/2011/11/post-20.html

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