バレンタインなのでカカオ豆とカカオマスからチョコレート作ってみた。

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バレンタインなので、カカオ豆&カカオマスからチョコレートを作ってみた。

というのも、先日渋谷ヒカリエ8階で行われるバレンタイン催事にて、友人がやっているフェアトレード&オーガニックなチョコレートのお店に遊びに行ってきたのです。

お目当はFARM CANNINGさんのキャロブとキウイのチョコレート風ペースト。試食したけど風味はチョコレートそっくりで美味しかったー!即買い。

そしてフェアトレードチョコレートで1番好きなスローウォーターカフェで、カカオから作る手作りチョコレートを作るキットを買ってきた。これすごーい!!

 

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中を開けると、カカオ豆、カカオマス、カカオバターが入っていました。

全てフェアトレード&オーガニック。
作り方の手順が載っているミニ冊子付き。

 

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いよいよ、実際にチョコレートを作っていきます。

チョコレートは

・カカオマス:カカオ豆を焙煎し、豆の中身をペースト状にしたもの
・カカオバター:カカオのペーストから、油分を取り出したもの

によって作られています。

今回のレシピは、カカオマスとカカオバターに砂糖をちょっと足して、スイートチョコレートを作ります。

 

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左がカカオマス、右がカカオマスから取り出した油脂分、カカオバター。

こう考えると、チョコレートってカカオ豆から取り出した成分にさらに油分を足してるんだね。カロリーが高いのも納得。チョコレートの大部分は油分なんじゃないかな。
 

それぞれを砕いて、湯煎の準備をしていきます。

 

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砕いたカカオマス。つまみ食いをすると、にがーい!今流行りの「高濃度カカオチョコレート」そのもの。でも、この独特の香りと苦味は癖になりそう。このままでも十分イケる。

 

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カカオバターの方は、ほのかにチョコレートの香りはするものの、なんというか油っぽいナッツという感じ。特にこのまま食べて美味しいものじゃ、ないかな。手に乗せると体温でじんわり溶けていきます。
 

なるほど。カカオマスは”チョコレートの味”のベースとなるカカオの味を作る役割で、カカオバターは”チョコレートの口どけ”を滑らかにするということなのかも。なんとなく、分かってきたぞー。

 

チョコレートの秘密がちょっとだけ解明されたところで、カカオマスとカカオバターを湯煎で溶かします。

 

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カカオマスとカカオバターが溶けたら、すり鉢で細かくしたきび砂糖を投入。

 

 

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45度になったら、ボウルを冷水に入れ、27度まで温度を下げます。27度になったらまた湯煎に戻し、29度まで温度を上げたら、型に流し込みます。

この温度調整はテンパリングと言って、ツヤを出しなめらかな口溶けのチョコレートを作るための技術なのだとか。

バットにクッキングシートを広げたら、そこにチョコレートを流し込みます。

 

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ここで、事前に切っておいたドライフルーツ&ナッツ&煎ったカカオ豆をトッピング。チョコレートがどんどん冷めて固まっていくので、時間との勝負!

 

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それーい!
端っこからあっという間に固まっていきます。

 

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冷蔵庫に入れて一時間冷やしたら、出来上がり!

 

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思った以上にチョコレートが薄く仕上がったので、包丁を入れてチョコレートがバキバキになる前に写真撮影。笑

 

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なかなか可愛くできました。

味はというと、雑味のないピュアなカカオの味がとっても上品!舌触りも滑らかで、すっと溶けていくのがなんとも心地いい。余計のものが入っていないからなのか、少し食べただけで満足感が。パクパク食べるというよりは、ひとかけひとかけじっくり味わう、贅沢なチョコレートができました。
 

シェアメイトもみんな喜んでくれて、作ってよかったなあ。

*****

 

さて。カカオ豆からチョコレートを!と意気込んだはいいものの、実際にカカオ豆から作るのはとても難しいみたい。なので、こちらのキットについていたカカオ豆は、トッピング用に少しだけ。

しかしながら。せっかくカカオ豆が付いているのに挑戦しないなんてもったいない!ということで、うまくいくか分からないけど作ってみたいと思います。

 

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まずは、カカオ豆をフライパンで弱火5−10分くらい煎って、豆がぷっくりとしてきたら取り出します。すごくいい香り!!幸せ〜〜〜〜

 

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パリッと殻を剥がしたら、中からカカオ豆の中身が出てきます。軽くて、潰すとサクッ、ほろほろと砕けていきます。

 

 

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ぎゅっと潰すだけで細かく砕けたら、きちんと焙煎できている証拠。

 

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中身と砕くと、さらに濃厚なカカオの香りが。

この状態を”カカオニブ”というのだけど、食べてみると苦くて香ばしいカカオの風味が口いっぱいに広がってとても美味しい。カリッ、サクッとした食感もなかなかいい感じ。甘いの苦手な人は、このままの方が好きそう。お酒と合うだろうなあ。

 

今回は、チョコレートの飾りつけにも使うので、小さめに砕きました。

 

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はい。

これをすり鉢に入れて細かくし、豆から出てくる油分でペースト状にしていきます。

ペースト状に・・・・・

 

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うん、薄々わかっていたことだけど。

量が少なすぎて、カカオ豆がすり鉢の溝に入って出てきません。笑 あちゃー。

本当はフードプロセッサーなどで細かく砕くのが正解。仕方ないので最初に作ったカカオマス&カカオバターをちょっと混ぜてペースト状にし、細かく砕いたきび砂糖と混ぜてチョコレートっぽい形に持っていきます。

 

カカオ豆が数粒だったので、チョコレートもほんのちょっと。

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試しに試食してみると、カカオの風味が強い!

お砂糖をちょっとしか入れなかったので、ほとんどカカオの味。エネルギーが強すぎて、私これ食べたら夜眠れなくなっちゃいそう。濃いエスプレッソみたいな、コーヒー豆をそのまま食べているような。

(私、コーヒー飲むと効きすぎてテンションがおかしくなったり興奮しすぎて夜眠れなくなる。笑)

今回はカカオ豆が少しだけだったので、次は本格的にカカオ豆からチョコレート作ってみたいな。調べてみると、かなり大変みたいだけど。笑

 

でも、普段食べてるチョコレートがどうやって作られているか少し見えてきたので、楽しかったなー。カカオマス&カカオニブから作るチョコレートは比較的簡単だったので、お子さんと一緒に作ったりとか、パートナーと一緒に作ったりとかしても楽しそう。

今回のチョコレートキットを買いたい方は、ぜひ渋谷ヒカリエ8階に行ってみてねー!
”森へのチケットチョコレート”というセレクトショップに置いてあるよ。

詳しくはこちら→https://www.tokyu-dept.co.jp/shinqs/event/detail.html/?id=1543

 

 

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私が新米猟師になるまでのエッセイ(ブログに書ききれなかったいろんなこと)や、動物別の解体方法、ジビエのレシピ集など、イラストを交えて紹介しています。

わたし、解体はじめました ─狩猟女子の暮らしづくり─

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About chiharuh

twitter: @chiharuh facebook: http://www.facebook.com/chiharuh   ●畠山千春   新米猟師兼ライター   法政大学人間環境学部卒業。カナダ留学後NGO/NPO支援・映画配給会社に就職、3.11をきっかけに「自分の暮らしを作る」活動をスタート。  2011年から動物の解体を学び鳥を絞めて食べるワークショップを開催。2013年狩猟免許取得。  現在は福岡県にて食べもの、エネルギー、仕事を自分たちで作る「いとしまシェアハウス」を運営。第9回ロハスデザイン大賞2014ヒト部門大賞受賞。TEDxTokyoyz、TEDxKagoshimaにて登壇。   ブログ:ちはるの森 http://chiharuh.jp   著書:『わたし、解体はじめました―狩猟女子の暮らしづくり』(木楽舎) http://urx.mobi/B8LE

One Comment

  1. 大トロ

    ドライフルーツとナッツの純チョコレート。これは美味しいに決まってる。ふと思ったのは、チョコの秘密(主にカロリー)がよくわかりましたw

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