Warning: Use of undefined constant user_level - assumed 'user_level' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/users/1/amagawawaw/web/chiharuh.jp/wp-content/plugins/ultimate-google-analytics/ultimate_ga.php on line 524
[`google_buzz` not found] [`grow` not found]
大阪から飛行機でびゅーんと熊本へ、天草で講演会でした。
雨なのに170名もの方が参加してくださり、本も多くの方に手に取って頂けて嬉しかったなー。私の話を聞くのは三回目(!)という若い参加者さん、一番最初に出会ったのは東京でのトークイベントでした。今は熊本で地域おこし協力隊をされているのだとか。『ちはるさんのトークが人生に大きく影響してます』なんて。なんて。嬉しいー!
私がたくさんの尊敬できる人たちの背中を見てここまでやってこれたので、先輩たちの想いを次の人へつないでいけるのがとても嬉しい。
そんな嬉しい出会いもありつつ、驚いたのは年間100頭近く獲るよ〜という女性猟師さんが来てくださったこと。なんと70歳を超えておられるとか…?!持ってきてくださったイノシシ肉の燻製や煮込み料理、絶品でした。特にばら肉の煮込み、骨からの旨味がしっかり出ていてすごく美味しかったなあ。
手書きのジビエ料理のレシピまでお土産にくださって、そのお気持ちがあたたかい。手書きって人柄が伝わってきて嬉しいよねー。
一緒に来られていた79歳の女性猟師さんもインパクトすごかった!「大きいのとれたらね〜、ユンボで吊って捌くのよ」と。もちろんユンボの運転はご自身でされる。
さらには美味しいお肉を獲るために主人と一緒にイノシシに猿ぐつわさせて生け捕りにしてね〜などとおっしゃる。全ての足にワイヤーをかけて、イノシシの口に木をかませてから猿ぐつわするんだよ、と。イノシシの身動きを取れなくさせるのに半日かかったとか。
捕まえた獲物を生け捕りにする人がいるということ、知ってはいました。生きている状態(かつ、リラックスしている状態)で太い血管を切り血を体外に放出すると、血が肉に染み込まないのでお肉が美味しくなるのです。そのため、生け捕りにして大人しくさせてから、頸動脈を切ります。牛や豚などと一緒ですね。
だけど、猟をやった人はわかると思うけど、あの殺気だった巨大な生き物を生きたまま捕まえようなんて、危険すぎて普通の人じゃ思いつかない発想だと思う。私にはできない。すごい。いやあ、すごい。そのお肉、どんな味がしたんだろう。美味しかっただろうなあ。
(猟はご安全にね)
この女性猟師さんたち、講演をした街の隣町の方々だったのですが、3本足の100キロ級の猪と戦って怪我して入院されたり、小指が猪に噛まれて短くなっていたり、レジェンドは遠くまで伝わっていたそうで。アテンドしてくださった職員さんが『あの入院されたと噂の、、、ご本人様でしたか!』と驚いていらっしゃった。笑
お話を聞くと、猟を始めたのは7年前。というのも、もともと天草にはイノシシはいなくって、海を渡って上陸したと言われているそうです。ここ数年で畑や田んぼなどの被害が深刻化し、猟を始める人も多いのだとか。
そういう意味でまだまだお肉や内臓の食べ方や下処理の方法が広く伝わっておらず、内臓はほとんど捨てていて、食べるのはレバーのみだとお聞きしました。あの美味しい心臓を食べないで廃棄してるなんてもったいない!
心臓は下処理もレバーより簡単だし、美味しいし、超オススメ。イノシシの腸を使ったフランクフルトも興味津々で見られておりました。これだけ美味しいお料理を作られる方だから、これからきっと美味しいジビエ料理を編み出されるはず。笑
* * *
でも、です。冷静に考えたら、あの方々は60、70代で猟を始めたことになります。いやー、私自分が60代になって今から猟やろう!って思えるだろうか…。すごいなあ、の一言。79歳の方は来年で80歳。元気に、怪我なく頑張って欲しいです。私も頑張ります、先輩!
///////// おまけ ///////////
天草名物のヒオウギ貝、色とりどりで可愛かったー!最初は”着色してるんですか?”って聞いちゃったくらい、なんとまあ鮮やかな色合い。
育てているところも見学させてもらったけど、海に浮かぶ作業所にワクワク!
天草の海は青く澄み切っていて、ちょっと住みたいなと思っちゃうくらい素敵なところでした。みんなも行ってみてねー!
👇こっちの記事も、きっと好き!
【台風一過】天日干ししていた稲が大変なことに。
ずぼらな野草利用術。
【おせち作りDIY】魚からかまぼこを手作りしてみる。
|