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おせち料理は1年の”おいしいもの”の集大成。2018年も楽しい年になりますように。
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明けましておめでとうございます。我が家は今年もおいしいものを食べ、ゆっくりお酒を飲み、映画をたっぷりと見て、ゆっくり過ごしました。 おせち料理は、みんなで1年育ててきたもの&作ってきたものの集大成です。 私が田舎暮らしをしてる大きな理由が『おいしいものが食べられるから』。その”おいしいもの”だけを詰め合わせた最高のご馳走、よかったらちらっと覗いていってくださいな。
/////////////////////////////////////////////////////////////////////////// 今回も生々しい写真があります。苦手な方は気をつけてくださいね。 ///////////////////////////////////////////////////////////////////////////
お正月からちょっとだけさかのぼって、大晦日。 新年の準備は年越し蕎麦から始まります。
今年もおせち作りの合間に鴨を捌きます。
こちらの鴨はお友達猟師さんからの頂き物なので、手元にやってきた段階でお腹の羽はむしられていました。ので、ちょっと不思議なフォルム。 羽がとっても綺麗。あとで何かに使おうかな。
鴨をさばくときは、赤い内臓(心臓、レバー、腎臓など)を残しておくとお肉に栄養が回って美味しくなるらしいって本当かな。内臓を全部出して部位ごとに切り分けます。これは年越し蕎麦の上にトッピングする予定。
鴨をさばき終わったら、本格的なおせちの準備。 作るおせち一覧をキッチンの冷蔵庫に貼り出し、役割分担して順番に仕込みます。年越し蕎麦担当のこーいちさんは31日まで酒蔵で仕事なので、準備は夜から。 こーいちさんの実家からそば粉をいただいていたので、深夜にキッチンで手打ち蕎麦を作ってくれました。年末っぽいね!
蕎麦は打ってから茹でて食べるまで時間がないから、麺を湯がき始めたらすぐ食べる用意をします。 テレビがないから毎年ラジオで紅白歌合戦を聴くんだけど、今年はみんなであわあわと蕎麦の準備をしているうちに年越ししてしまった。地味〜!笑 私、手まり寿司作ってる間に年越しちゃった。 (関係ないけど、ラジオで聴くと歌のうまさが際立ってたなあ。エレカシかっこよかった。)
鴨は硬くなる前にさっと味付けして、ふわふわの柔らかさでお蕎麦の上にポンと乗せました。実は年越し蕎麦を食べる前に晩御飯を食べたんだけど、昆布&鴨&かつお菜(出汁いらずと言われるほど、風味が出る野菜)&そば、という旨味たっぷりの材料のおかげでスルスルとお腹に吸い込まれていったのでした。。。
* * *
元旦の朝は、集落のお宮で初詣。
うち集落の門松は、竹も松もゆずり葉も、飾りにする花のようなキャベツだって、全部育てたもの。でっかいしめ縄の藁だって、集落の田んぼで育ったものなんだよ。
買わないで作る、かっこいいよねえ。簡単にできることじゃないって分かるからこそ、素晴らしい文化を受け継いできたご近所さんたちを心から誇りに思います。
寒い寒いお宮の隣で焚き火に当たると、カチコチだった体が少しずつ緩んで気持ちいい。節を取り除き、日本酒を入れた青竹を焚き火であたためれば、”かっぽ酒”の出来上がりです。竹の香り豊かに燻されたかっぽ酒が、喉を通って体の中心からあっためてくれます。 ほーっ。 新年からお酒が進んじゃいますな。
みんなで火の周りに集まって話をするの、好きだなあ。お正月は元シェアメイトたちが寄ってくれて、初詣に一緒に参加できるのも親戚が集まったみたいで幸せ。
お酒をお土産に、ほろ酔いで家に帰ったら、次はおせちの準備。
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今年のおせち。
シェアメイトと手分けをして、縁起の良いもの、山の幸、海の幸、あと自分の食べたいもの(笑)を詰め込んで全部で25品作りました。
・ハモの手作りかまぼこ
・(お祭りの魚つかみどりで捕まえた)アジの南蛮漬け
・鶏肉を入れ忘れた筑前煮
・イノシシ足丸焼き
・鴨のロースト、手作り柚子胡椒とマスタードで
・アナグマのルーウェイ(台湾風煮込み)
・イノシシ生ハムと干し柿とチーズのせ(上の方)
・手まり寿司
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おせちの料理はできるだけ自分たちの手作りのものがいい。でも、今の季節にすぐに手に入るものだけではないので、一年かけて準備し、保存しておきます。
●春 筍を収穫し、水煮にして保存。筑前煮に入れます。(今回は水煮がダメになっちゃってたので、干したけのこでカバー)黒豆や大豆を蒔いて、手作りと煮豆の準備。サツマイモを植えるのも、この辺り。
●夏 初夏から梅雨明けにかけて梅干しを作り、梅酢の準備。
●秋 栗を拾って甘露煮に。形を崩さないように綺麗に保存するのはなかなか大変。形の良い栗が栗きんとんの頂上でキラキラ輝くのを想像して、ニヤニヤしながら作業するのが好きでした。 この時の栗使いました↓
●冬 冬の旬はお肉。獲ってさばく。
ぱっと見た感じ体が小さかったので、足丸ごといけるかなと思ったら意外に大きかった。オーブンに入りきらず、庭のかまどで焼きました。これはこれで、スモーキーな風味がついてよかった!
そして、今年の伊達巻&かまぼこはあの高級魚”ハモ”!! 伊達巻担当のりっちゃん、毎年腕を上げている気がする。
この美しいフォルム見て! 簀巻きがなかったので、今年もランチョンマットで代用。笑
そういえば、おせちの写真を見て、この飾りの色付けはどうしてるのー?って聞かれたので、参考までに書いておくね。もちろん、天然素材でね。
●赤: 甘酢レンコンを梅酢で色付け。梅酢・昆布出汁・砂糖を適量混ぜて、湯がいたレンコンを入れるだけ。カリカリ梅みたいな味になってシェアメイトにも好評でした。飾り切りすればおせちがぱっと華やぐので超オススメ。 手まり寿司の丸いピンクは、赤カブを使いました。こちらもなかなかいい色が出ます。
●黄色: 黄色い人参を使いました。煮込むと色落ちしてしまうので、別鍋で出汁でさっと煮て飾り付け前に添えます。ゆずも綺麗でいいよね。なますの入れ物にすると映えるし香りもキリッとして好き。
●緑: 筑前煮にはさやえんどうを入れたりするけど、全くもって季節じゃないので銀杏で代用。松に刺して飾るとお正月っぽさが醸し出されて好き。のびる、カツオ菜などはさっと煮て水に通して色落ちを防ぎます。白菜の黄緑色もなかなかかわいいよ。 できるだけ、家にあるもの、その季節に近くで採ってこれるものを選んでいます。
器を彩る葉も、今年は松がプラスされてお上品に仕上がりました。 そういえば、毎年飾りに入れている赤い実の南天には「難転」「難を転ずる」など縁起のいい意味合いがあるって最近知って驚いた。黒豆は”マメに働く”、昆布巻きは『喜ぶ』の語呂合わせ、なんてダジャレみたいな意味合いがあるのは聞いていたけど、飾りにもちゃんと意味があったんだね。
このおせちのおかげで、一週間くらいはお料理せずにゆっくり過ごせました。今年は年末年始お天気も良かったし、初仕事もいい感じだったし、好調なスタートです。いい一年になるといいな。 今年もおいしいものいっぱいの我が家を、よろしくお願いします!
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よかったら過去のおせち料理も見てってねー。
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