ジーンズブランドJohnbull(ジョンブル)さんと猟師オリジナルエプロンを作るよ!

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岡山県倉敷市を拠点とするジーンズブランド、Johnbull(ジョンブル)さんと一緒にオリジナルのエプロンを作ることになりました!

テーマはイノシシ解体のときに使えるエプロン。さらには、その後の料理にも使えて、何なら普段のユニフォームとしても使えるものだと嬉しいです、と贅沢にもオーダーさせていただきました。

「エプロンにナイフを入れられたら」とか、「血や油が付いても大丈夫なもので」とか、なかなか普通じゃないオーダーにも快く答えてくださり…ありがたい限りです。

 

 

早速3つも案を出していただきました。

デザイナーさんから直筆のお手紙までいただき、さらには第1回の打ち合わせをベースにミニチュアエプロンをすでに作って来てくださっているという、とっても早い&丁寧なお仕事の進め方。プロだなぁって感動してしまった。

 

ナイフが安全に入れられるものが作れるのか、こーいちさんのナイフを記録するディレクターの越智さん。

 

実は解体時の服装ってなかなかいいものがなくて、どうせ汚れるのでいつも超適当な汚い服を着てた。だけど、ここで気分の上がる使いやすいユニフォームができたらすごく嬉しいなあ。

 

気分が上がるだなんて不謹慎だ、って思ってしまう人もいるかもしれないけど、正直なところ、解体って最後までエネルギーと集中力を持ってやり抜くのが大変。

解体の前にはとどめを刺しているわけだし、そこから罠の処理をして獲物をおろしてきて……。というプロセスを考えると、解体の前の時点でエネルギーを結構消耗しています。丁寧に捌いて、できるだけ可食部位を増やすためには、途中から楽しい曲かけたり、合間にチョコレート食べたり、気力を保たせるために工夫が必要なんです。

 

だから、解体中のエネルギー源であるチョコレートを入れるポケットは、必ず作るつもり。何だそりゃって思うかもしれないけど、、、笑 エプロンがお気に入りのものだったら、きっともっと頑張れる。

 

 

あとは、しゃがんでも作業しやすいようエプロンの真ん中にスリットが入っています。スリット部分も、血や脂がはねても内側につかないように重なる部分を多めにしていてくれたり、小さな部分の工夫が嬉しい。

 

 

Johnbullさんはこのエプロンを一般発売するそうなので、猟師バージョンとはいえ、猟師だけが使いやすいものでなく、多くの人に手に取ってもらえるようなデザインも必要です。だから、100%プロのためのものというよりは、このエプロンが狩猟文化と世間一般の人を『つなげる』ものになってくれるといいなと思っています。

まさに私たちの活動もそうで、切り離されてしまった文化をもう一度つなげるためのツールになってほしいというか。Johnbullさんほど大きなブランドなら、私たちよりももっと遠くまで届けてもらえるはず。

エプロンという普段身に付けるものを通して、少しでもこの里山の暮らしを知ってほしい。自分と自然との関係性や、命のつながりを感じられるものが作れたら、すごく嬉しいです。

 

 

それにしても、ミニチュアエプロンって無条件に萌える〜〜!かわゆすぎる!Johnbullさんとなら、きっといいものが出来ると確信しています。 楽しみだー!

 
このシリーズになります。⇩
 

 

越智さん、遠くからありがとうございました!及川さん、無理難題いっぱいで恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

繋いでくれたあずくん、かなちゃん、ありがとうー!(*’ω’*) .

 

 

次回の打ち合わせ楽しみにしています!

 

 

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About chiharuh

twitter: @chiharuh facebook: http://www.facebook.com/chiharuh   ●畠山千春   新米猟師兼ライター   法政大学人間環境学部卒業。カナダ留学後NGO/NPO支援・映画配給会社に就職、3.11をきっかけに「自分の暮らしを作る」活動をスタート。  2011年から動物の解体を学び鳥を絞めて食べるワークショップを開催。2013年狩猟免許取得。  現在は福岡県にて食べもの、エネルギー、仕事を自分たちで作る「いとしまシェアハウス」を運営。第9回ロハスデザイン大賞2014ヒト部門大賞受賞。TEDxTokyoyz、TEDxKagoshimaにて登壇。   ブログ:ちはるの森 http://chiharuh.jp   著書:『わたし、解体はじめました―狩猟女子の暮らしづくり』(木楽舎) http://urx.mobi/B8LE

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