ひじきにはヒ素が含まれてる?野生ひじきを安全に食べる方法
待ちに待ったひじきのシーズン! 海の干潮、満潮には敏感になる季節です。 (ひじきをとるときは漁業権をしっかり確認してね) 干潮ちょっと前のタイミングを見計らって海へ。
白い砂浜と、カラフルな石が波の上からでも見えるくらい透き通って美しい糸島の海。 見てるだけで癒されるな〜。
今時期だと去年はワカメもいーっぱい流れ着いていたのに、今年は全然ないなぁ。ご近所さん曰く、今年はワカメ少ないみたい。もしかして時期もまだなのかなー?
海でとれたてのひじきを熱湯に入れると色鮮やかな緑に変わります。 きれーい!
レシピによっては数時間煮ると言う人もいれば数分で大丈夫、という人もいる、ひじきの下ごしらえ。 なんでこんなに時間が違うのかな?と思って調べてみると、ひじきには有毒性である無機ヒ素が含まれていることがわかりました。し、、、知らなかったーーー!!
ヒ素は土壌や水中など自然環境中に広く存在するもので、もともと様々な食品は微量のヒ素を含んでいます。ただ、ひじきの場合は海水に溶け込んだヒ素が藻類やプランクトンに取り込まれ、食物連鎖を通じて濃縮されるので、ちょっと濃度が高め。 なので、ひじきをそのまま毎日大量に食べるのはちょっと危険なのだとか。
農林水産省によると、無機ヒ素は水に溶出しやすい性質があるため、水洗いや水戻し、ゆでこぼしなどの加熱調理をすることで大幅に摂取量を減らすことができるそう。
特に乾燥ひじきであれば、水戻し後にさらにゆでる「ゆでこぼし」をすれば無機ヒ素を9割程度減らすことができることがわかっています。 (ちなみに生ひじきはどうするべきか書いてなかった。笑 でも長めに水につけてゆでこぼししたらいいかも。) 安全にひじきを食べるなら ・30ー60分くらい長めに水に浸ける(乾燥ひじきの場合、その戻し水は使わない) といったところでしょうか。 確かに、生のひじきを調理するときは最初の茹で汁は捨てるんだよ〜と地元のおばちゃんに教えられ、なんだかもったいないなーと思って(磯の良い香りするし)何かに使えないかなと思っていたけど使わないでよかった〜。 香りはものすごく良いけど、なぜか飲もうとはならない香りなのだよね。おばちゃんも「なんでかは知らん!」って言っていたけど、やはり昔の人の言い伝えには意味があるものなんだね。
私はぷりぷりの歯ごたえのが好きだから、あんまり何分もゆでこぼししちゃうともったいないなあと思ったけど、5分茹でこぼすだけでもヒ素の数値がだいぶ下がった(8%から15%程度まで減少)という結果も出ているので、長めに浸水して茹でるのでもありなのかな。
とはいえ私も付け焼刃程度の知識なので、よかったら下記リンク参考にしてみてくださーい。
私はぷりぷりのひじきを、お醤油と柚子胡椒でいただくのが大好きやでー!
湯がいたひじきを、保存のために天日干し。 この間なんかはとっても天気が良かったから、前に海水から作った塩も一緒に干してみた。 ヨモギにつくしに、干すものがどんどん増えてきてザルのスペースが足りなくなってきたので、乾いたものからどんどん詰めて干していく。 左が乾燥が進んだひじき、右はまだまだ生のひじき。 乾燥したら、一年持たせる保存食にするんだー。出汁もしっかりしてるし、何も野菜がないときにとっても助かります。 完成が楽しみ! ほくほく。 【トークイベントやります】 http://kokucheese.com/event/index/384092/ —————————————————————————————————- 私が新米猟師になるまでのエッセイ(ブログに書ききれなかったいろんなこと)や、動物別の解体方法、ジビエのレシピ集など、イラストを交えて紹介しています。 —————————————————————————————————-
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