集落の行事『お日待ち』に行ってきたよ。

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今日は集落の行事。

お酒五升あけて帰ってきたけど、まだ8時でした。飲んだーー!

 

 

今日の行事は”お日待ち”と言って、神主さんに来ていただいてお参りし、夜が明けるまで飲み明かす行事。”宿”と言って、この行事を取り仕切る代表者(集落の住人で交代制)がお酒や料理を振舞います。

 

今は公民館で行われていて夕方から夜までで終わるけど、昔は神主さんや集落の住人が”宿”のお家に行き、泊まり込みで朝までお酒を飲んでいたそう。そして夜が明けてから一件一件お参りしていたのだそうです。

農作業や家の修理など、共同作業の多かった昔の人たちは、こうした寄りあいで絆を深めていたんじゃないかな。

 

 

というわけで私は集落の行事が大好き。

 

こういうときに、お酒を飲みながら「〇〇さん、調子はどうなの」とか、「最近イノシシどの辺に出てる?」とか、「今新しい家を探していて・・・」とか、「子どもはいつ産むんだ」とか。笑

 

いろんな話をする。これがすごくすごくすごーーーく大切な時間で。最近新しく入ったシェアメイトの紹介もきちんとできたし、集落のみんなも喜んでくれた。

 

 

最初は左の小さなおちょこで。

 

誰かが注ぎにまわってきてくれたらそれを空にして注いでもらう。(でも絶対じゃないよ)3-4杯目くらいから普通の湯呑みを渡され、それになみなみと酒が注がれるんだけど、飲み干す前に注がれるもんだから最終的に何杯飲んだかわからなくなる。笑

 

でも、飲めない人には無理強いはしないよ。

 

私は、集落の人と一緒に飲むのが大好き。そして、みんなそれを分かっているので私にはやたら注いでくる。笑

 

 

たくさんの人にお酒を注がれ、盛大に飲んでいたシェアメイトは帰宅後すぐに爆睡。おやすみなさい。笑

 

 

爆睡したシェアメイトは、酔っ払ってフラフラになりながら、お日待ちの”宿”(この行事を取り仕切る代表者)交代の儀式のムービーを必死に撮っていた。

 

若者が少なくなったこの集落では、こうした儀式の正確な方法を知る人が亡くなってしまい、この行事自体も続けていけるかどうかはあと数年たったらわからない。

 

「去年も、〇〇さん(集落の長のような人)が”引き継ぎの儀式の方法、みんな忘れないように”と言っていたから・・・。忘れたらいけないから」と言って、うつらうつら、ぶれぶれになりながら動画を撮っていた。

 

 

集落の人も、「写真撮っていいですか」って聞くと、どんどん撮って!と言ってくれる。記録に残して欲しい、と。こう言った類の行事はあちこちで消えていってしまっているようで、この「お日待ち」も近隣の集落では私たちの集落しかやっていないみたい。

 

引き継ぎの儀式のときも、「この行事をこれから続けていくかどうかも、考えなきゃいけないな」という言葉も聞こえてきて、すごく寂しい。

 

私はすごく好きだけどな。

残ってほしいな。残していきたいな。

 

 

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この公民館には集落の写真や賞状がたくさん飾られてるんだけど、よく見たらここにある一番新しい写真が昭和39年のものだった。

 

集落の長のような役割をしている人の、若いこと!!!こんな時代もあったんだなあ。多分今の私たちより若いころだと思う。このとき、彼は何を思ってここで暮らしていたんだろう。できることなら、その時代に出会って話してみたい。

 

ここに写っている爽やかな好青年も素敵だけど、おじいちゃんになった今でも十分かっこいい。というか今の方がかっこいいとすら思える。

そんな大人になりたいなあ。
と、思える人がこの集落にはたくさんいる。幸せなことだと思う。

 

 

そうそう。
ご近所さんに「お、いいカメラ持ってんな。写真、撮ってよ」と声をかけられたことをきっかけに、去年から私がこの集落の集合写真を撮っている。

 

集落のみんなが集まる行事のときに集合してもらって、(恥ずかしがる人をなだめて何とかフレームに入ってもらって)、パシャリ。

とってもいい。

それで、去年から私の撮った写真が公民館に飾られている。

 

集落の人もすごく喜んでくれて、これから行事のごとに撮ることになった。

 

嬉しい。

 

私がここで生きている人たちの記録を残していけることが、すごくすごく嬉しい。

今日も一枚、写真を撮った。

 

写真はきっと私よりも長生きしてくれるだろうから、私がいなくなっても、ここで暮らしていた人たちのことが少しでも残っていくといいな。

 

こんなに素敵な人たちが、ここで暮らしてたんだよー!って。

 

 

頭は冷静だけど、ちょっと酔ってるかも。笑

私の愛、伝われー。おやすみなさい。

 

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▼本が出ました!
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私が新米猟師になるまでのエッセイ(ブログに書ききれなかったいろんなこと)や、動物別の解体方法、ジビエのレシピ集など、イラストを交えて紹介しています。

わたし、解体はじめました ─狩猟女子の暮らしづくり─

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about me!!

About chiharuh

twitter: @chiharuh facebook: http://www.facebook.com/chiharuh   ●畠山千春   新米猟師兼ライター   法政大学人間環境学部卒業。カナダ留学後NGO/NPO支援・映画配給会社に就職、3.11をきっかけに「自分の暮らしを作る」活動をスタート。  2011年から動物の解体を学び鳥を絞めて食べるワークショップを開催。2013年狩猟免許取得。  現在は福岡県にて食べもの、エネルギー、仕事を自分たちで作る「いとしまシェアハウス」を運営。第9回ロハスデザイン大賞2014ヒト部門大賞受賞。TEDxTokyoyz、TEDxKagoshimaにて登壇。   ブログ:ちはるの森 http://chiharuh.jp   著書:『わたし、解体はじめました―狩猟女子の暮らしづくり』(木楽舎) http://urx.mobi/B8LE

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