大雪の日に、家から出られなくても田舎に住んでてよかったなと思うこと

はてなブックマーク - 大雪の日に、家から出られなくても田舎に住んでてよかったなと思うこと
[`google_buzz` not found]
[`grow` not found]

 

 

40年に一度の大寒波で、九州では「3日分の食料の備蓄を」という呼びかけが行われる程の大雪が降っています。

 

前日も普通に暖かかったし、その日の夜も雪降ってなかったし、最初は「これ、もしかして寒波こないんじゃないの…?」みたいな気持ちもよぎった。けれども、今となっては大げさじゃなかったんだなー。。と思う。

 
と言うかまだ止む気配がなくって、3日以上ここから出られないんじゃないかな、みたいな気持ちすらある。

 

凍結対策の甘い九州住民(元関東住民)、早速打撃を受けまして。

 

 

まず、しょっぱな初日から水道管破裂しました。
室内ではなくって外の洗濯機のところの水道管。盲点でした。

 

水道の蛇口を出しっぱなしにしておくだけじゃなくて、外の水道管もプチプチや毛布で包んだほうがよかったのね。甘かったー><

あちゃー

 

 

 

なんて綺麗な景色。

 

でも、この坂道の多い山間集落でノーマルタイヤ。
しばらくはどこへも行けない。

 

ここに住んで初めての大雪でものすごく美しくてはしゃいだけども、さすがにちょっと怖くなってきた。

のが、初日。

 

 

でも、家に閉じこもって二日目、意外と怖くないなって思えたいくつかのポイントがあった。

(もちろんこれが一ヶ月とかになったら、きっと違うとも思うけど)

 

【1】食料はなくなっても畑にある。または野草がある。またはご近所さんがお裾分けしてくれる。

 

 

(大はしゃぎで畑の近くからいろいろとってくる、の図。)
 

最悪何もなくなっても、収穫した米がある。精米機もうちにあるし。
超何もなくなったら手で脱穀する。笑

 

しばらく家から出られないかもだから節約料理でもしようかな、と思っていたら、昨日は「うちに小麦粉がなくって〜」ってご近所さんがお好み焼きの材料持って遊びに来てくれて、我が家でお好み焼きを焼いて予想外のご馳走になった。

 

【2】ガスなくなっても、薪がある。

 

 

給湯器がいかれちゃって、お湯が出なくなった。
でもガスでお湯を沸かせばいいし、それがダメなら薪がある。

なんなら、薪で温めたお湯ってすごい気持ちいい……お贅沢です。

 

 

【3】停電しても、ロウソクも薪も、ついでに太陽光パネルがある。

 

最悪電気こなくなっても、いける気がする。

 
明かりもきっとなんとかなるし、暗くなったら寝ればいいし、暖はオンドルで取れるから電気必要ないし。太陽光パネルは曇ってたらそんなに充電できないけど、何もない状態とは気持ちが違う気がする。

 

【4】水が止まっても、井戸と湧き水がある。

 

 

 

ご近所さんのところ、凍結対策で水を出しっぱなしにしていたのについに凍ってしまったみたい。我が家はぬるめの湧き水が通っていて水は通じているので、我が家からお隣さんのお家までお水を一緒に運ぶ。

昔は、こうしていろんなお家でお水のやり取りがあったのだとか。集落の中にどんなときも水が枯れないお家が一軒あって、昔はみんなそのおうちからお水をもらっていたんだって。

 

【5】信頼できる人たちが近くに住んでいること

 

 

これが一番大事なことだと思う。
私が今、安心感を感じていられるのは、きっと周りの人たちのおかげ。

 

大雪が降ってから、ご近所さんが毎朝家に来て声をかけてくれる。
水道管が破裂しちゃって、と大家さんに連絡したらすっ飛んできてくれてあっという間に直してくれる。

嬉しい。

 

 

そして、さっきついにお湯も出た!

 

 

 

311のときに感じた「よくわからないけどものすごく不安」な気持ちと今の気持ちは、正反対の場所にある。それって、最悪死なない、という気持ちなのかも。

 

あのときは、電気もガスも水も食べ物も、全部お金で買ってた。信頼できる人もすぐそばにいなかった。だから生活に必要なものを「買えなくなった」ときの恐怖たるや、当時の私にとっては大変なものでした。

 

だけど今は、全部を賄えるほどじゃないけど、最悪死なないためのものはある程度自分の手元にある。

買いに行けないポテチを作る程度の、気持ちの余裕もある。
頼れるご近所さんや、雪国育ちで雪が降るとイケイケになるシェアメイトもいる。笑

 


 
(とってきた野草を池の湧き水で洗う、の図)
 
 
私がこういう暮らしを始めるきっかけになったのが、311でした。
いざっていうときお金って全然役に立たないじゃんって気がついてから、自分の力で生きていく力と信頼できる仲間と一緒に暮らすコミュニティを作りたいと思って実践してきた。(詳しくはTEDxトークでどうぞ)

 

ちゃんとあれから「自分で暮らしを作る」ことが、少しずつでもできているのかな。
と、思ったらちょっと嬉しくなった。

 

 

 

 

とかなんとか書いていたら、うちのキッチンの水も止まった!笑
 

 

お風呂の水はまだ出るから、必要な分だけお水を溜めて、部屋をあっためて、ゆっくりシェアメイトの帰宅を待とうと思います。

 

雪の日、どうかみなさんもお気をつけてお過ごしくださいねー。

 
 

 

—————————————————————————————————-
▼本が出ました!
—————————————————————————————————-

私が新米猟師になるまでのエッセイ(ブログに書ききれなかったいろんなこと)や、動物別の解体方法、ジビエのレシピ集など、イラストを交えて紹介しています。

わたし、解体はじめました ─狩猟女子の暮らしづくり─

—————————————————————————————————-

 

 

about me!!

About chiharuh

twitter: @chiharuh facebook: http://www.facebook.com/chiharuh   ●畠山千春   新米猟師兼ライター   法政大学人間環境学部卒業。カナダ留学後NGO/NPO支援・映画配給会社に就職、3.11をきっかけに「自分の暮らしを作る」活動をスタート。  2011年から動物の解体を学び鳥を絞めて食べるワークショップを開催。2013年狩猟免許取得。  現在は福岡県にて食べもの、エネルギー、仕事を自分たちで作る「いとしまシェアハウス」を運営。第9回ロハスデザイン大賞2014ヒト部門大賞受賞。TEDxTokyoyz、TEDxKagoshimaにて登壇。   ブログ:ちはるの森 http://chiharuh.jp   著書:『わたし、解体はじめました―狩猟女子の暮らしづくり』(木楽舎) http://urx.mobi/B8LE

One Comment

  1. Pingback: KINFOLKのフォトグラファーが撮影した糸島の暮らし。写真展"OURLAND"がイムズ天神でスタート! | ちはるの森

コメントを残す

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。