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福岡初の屠殺ワークショップやってきたよー!
おかげさまで大成功。
みんなありがとう!!
こっちに来てすぐに養鶏所を探し始めたときは
平飼い養鶏所が全然なくって、場所も断られちゃって。
もう難しいのかもな…と思っていた矢先。
とんとんとーーんと素敵な出逢いに恵まれ(全部偶然!)屠殺WSを開催できることになりました。
そのメンバーとは、
能古島で偶然出会った料理家の井口さん、
うきはで偶然出会った自然養鶏「ゆむたファーム」を営む高木さん。
そして、地域文化・地域コミュニティの活性化を目指す団体ミライオンともコラボ!
どうやら私、人を呼び寄せる才能があるみたい。
間違いない!
出会いの神様に感謝です。
会場を探しながらの告知だったので、どこでやるかもわからない状態だったにも関わらず、みなさん興味を持ってくださり、おかげさまで満員御礼!
初めての場所での初めてのワークショップで前日はドキドキして眠れなかったけど、参加者さんやスタッフのみんなに助けてもらいながら無事成功しましたー!
ちなみに、今回お世話になった「ゆむたファーム」は自然豊かなうきはの山奥にある養鶏所。
平飼いの鶏たちがのびのびと育っています。
鶏はボリスブラウンという種類。
一般的には卵専門の鶏だけど、高木さんところはお肉も美味しく食べられるのです。
肉付き薄めだけど、味は一級品!なんたって餌がいいんですよ〜。
オカラやヌカ、大麦、玄米、大豆などを混ぜ、酵素で発酵させたものを食べてるんです。
(吉田さん、たいしょー写真お借りします><)
かっこいいね!
屠殺WSが始まる前は、こうして鶏と触れ合ってもらいます。
そして、いよいよWSスタート。
まずは、私が九州の養鶏所をめぐって感じた「今の養鶏」のことや、
高木さんのインタビューを通じて、鶏のことをみんなに学んでもらいます。
そして今日の鶏に感謝して、合掌。
いよいよ鶏を絞めていきます。
いのちと一対一になったときのこの緊張感は、どこにいっても同じだなぁ。
みんな真剣そのものです。
ひねったときの、首の骨が折れる音。
何回やっても、忘れられないです。
いつもの通り、首を落として毛をむしって産毛を炙ります。
そして解体へ。
みんな興味津々です。
お腹の中から卵が出たー!と大興奮。
きっと今朝産もうとしてた卵だね。きんかんもいっぱいとれました。
そして。
屠殺ワークショップって首を落とすところがメインな気がしてしまいますが
実はそこからが超大変なのです。
内蔵を出して、皮を剥いで、骨をとって…
地味で時間のかかる作業に突入です。
よく見慣れた「鶏肉」になるまで、とっても時間がかかるんです。
これは、参加者の方が一番感じてくれたんじゃないかなぁ。
後半みんなヘトヘトになってるのがよく分かった。
私もヘトヘト。
お腹ぺこぺこになりながらみんな頑張りました。
いよいよご飯へ!
井口さんの手によって、美味しくなったお肉ちゃんと卵ちゃん。
この卵は、高木さんのところの有精卵だよ。
鶏ガラスープ!
平飼いの鶏はダシが美味しいのです!
<今日のメニュー>
・北谷式 とりめし(とさか&きんかん入り!)
・鶏とじゃがいものスパイシー炒め
・トマトとたまごの炒め物
※タマネギ・じゃがいもは高木さんのところのお野菜です!
今回絞めた鶏の鶏糞で育った(ほぼ)自然栽培のいきいきした野菜と、有精卵。
井口さんと相談して、鶏を中心に「いのちのつながり」が感じられるメニューにしました。
みんな頑張りました!!!!
その後は、「食べる」ことをテーマにワールドカフェがスタート。
アンケートでは、「もっとワールドカフェの時間が欲しい!」という意見がいっぱい出たくらい対話が盛り上がっていたようです。嬉しいね。
詳しくは、参加者さんのブログと
facebookのイベントページ見てみて下さい〜:)。
▼参加者さんのブログ(マキさんありがとうございました!)
http://maki-nagayama.jugem.jp/
▼Chicken’s kitchen 「いのち」を感じる屠殺ワークショップ
http://www.facebook.com/events/230154623754925/
fbで特に印象的だったコメントをいくつか紹介しておきますね。
実は、屠殺は二度目でした。(略)
今回十数年振りに屠殺に参加して思ったことは、一度肉食の過程の大変さやありがたみを知っても、忘れるということです。
これだけ便利で簡単に肉を食べられる仕組みが身近に出来上がっています。
その中でどうやって動物が食肉になるかを知っていることはそれを知らないことよりも価値があることだと思いますが、大変さやありがたみは定期的に接していないと効率化された生活の中では薄れてしまう、
というのが今回の感想です。
効率化された生活が悪いものだとは言い切れません。昨日の三浦さんのトークイベントにも関連しますが、便利で豊かな生活は私たちの望みで、不便で貧しかったご先祖様たちが必死に頑張った結果(効率化)を私たちは享受しているのだと思います。
今回鶏を2羽自分たちの手で絞めて、食肉の大変さやありがたみを身をもって認知しましたが、
一方で普段身近にある効率化された食にも、その仕組みを作った先人たちに感謝をしないといけないと思いました。
(コメントから抜粋)
まさに!という感じです。
今の私達の暮らしがあるのも、昔の人達が創り上げてくれたおかげですもんね。
ただ、効率化の進んだ暮らしの中でどうやって自然とつながり、
バランスをとりながら生きていくかは、これからの課題だなぁと思います。
昨日のワークショップ自体が「小さな村」のようになっていて、
それぞれが自分の役割を自然と担いながら、暮らしを作って行く。
そんな風にも見えました。
効率や利便性を追求しすぎた、ちょっと色あせてきた今の社会に必要なものが、
昨日のイベントには詰まっていたのかな。
これからも「知ってるつもりになっていること」に向き合って、
自分の手で感じながら生きていきたいなーと思いました。
(コメントから抜粋)
鶏をみんなで食べるという食卓から見える暮らし。
なんか幸せですよね。
伝えたいことが伝わったなーと嬉しい気持ちになりました:)
というわけで、初めてのワークショップは無事に終了しました。
参加者の皆さん、スタッフの皆さん、関わってくださった全ての皆さんに感謝です!
ありがとうございました!
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さて。
今回の福岡初のワークショップを通じて、やりたいことが一つ増えました。
それは、「丁寧な仕事をしている人を応援したい」ということ。
今回鶏を提供してくださった「ゆむたファーム」は、
養鶏所を探し、ケージ飼いの養鶏所をいくつも回ったあとに
ようやく出会えた平飼いの養鶏所。
自然養鶏と一緒に、ほぼ自然栽培の畑もやっています。
平飼いで鶏を育て、その鶏糞を畑にまき、そこでとれた野菜をまた鶏にあげる。
いのちのつながりがちゃんと見えるファームなのです。
「今の時代は全てが切り離されてしまって、いのちがどう流れているのか分からない。ここで鶏を飼っていると、いのちの循環を感じられるんです。」
そんな高木さんの言葉が、とっても胸に刺さりました。
そうやって自然の循環の中で育てられた鶏が生む「ゆむたファーム」の卵は、スーパーに売っている卵よりもちょっとお値段高め。
でも、それだけ愛情と手間がかけられた、味も素晴らしい卵なんです。
(というか、卵を育てる手間とか考えたら、普通これくらいして当たり前なんじゃないかと思う。。感覚麻痺してるけれども…)
こういう卵が、売れて欲しい。
お値段だけじゃなくて、その人の思いとか、育て方とか、
ちゃんと見て買う人が増えてほしい。
まだまだお金が力を持つこの世の中で、
普段の買い物を変えることは大きな意味があるはず。
単純に商品が売れなくなれば、どんな大きな企業だって潰れる。
デモするよりも、署名するよりももっともっとダイレクトに世の中を変えられる方法なんじゃないかなって思う。
だから、「応援したいところ」の商品を買おう。
これから私のワークショップは、動物のいのちを感じるだけじゃなく
動物のお世話をしている生産者の方の思いもちゃんと伝えることで
「丁寧な仕事をする人」を応援していきたいな。
美味しい食べ物を作ってくれている人に
少しでも恩返しできたら嬉しい。
うん。
ではでは寝ます!
\おやすみなさーい!/
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▼本が出ました!
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私が新米猟師になるまでのエッセイ(ブログに書ききれなかったいろんなこと)や、動物別の解体方法、ジビエのレシピ集など、イラストを交えて紹介しています。
わたし、解体はじめました ─狩猟女子の暮らしづくり─
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この中には、明らかに目的違う人が潜んでるよね。「殺したい。」、でも表面上は「合法的に、穏やかに。」
方向違えば、繁華街の通り魔になるよね~。
理想に燃えるブログ主、いまいち主旨が伝わってきません。一体全体、なにがしたいの?
みなさん いきいきした表情で。。。解体に快感な方々?
首の骨の折れる音がわすれられない…と言う言葉で、全てを物語ってますね。殺すのが基本的にすきなんだろうね。
昔の田舎では日常の光景でしたね~
今ではスーパーの肉しか知らない子供たち。
うちでは親父が銃猟、私が青物漁するので解体は日常です。
命を頂く!
捨てる所のないぐらいに食べたり利用しています。
骨までも立派なリン酸を含んだ肥料として花や実を
付けさせてくれます。
そんな自然の営みを忘れた現代の人たち。
勇気を持って発信し続けるちはるさんに脱帽です。
これからもがんばってください。
殺すのが好きなわけではないでしょう。
何回経験しても その度に どきっとして 胸に刻みついて
忘れることができない
という意味だと思いますよ。
経験してみないと分からない事です。
やりたくない方は しなくていいと思うけれど
そういう経験、勉強をしたいと思う人を 批判しないでほしい
と 思います。