と殺ワークショップ報告会してきたよ。

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みなさんこんばんは、ちはるです。

先日、「屠殺ワークショップ報告会」をやりました。
身近な人達でささやかにやろうと思っていたのですが、
予想以上の反響がありまして、ほんとーうに沢山の方に来ていただきました!

ありがとうございます!

 

そして定員オーバーで入れなかった方、申し訳なかったです…。
お問い合わせも多かったので、また企画しようと思っております。

会場を貸してくださったソーシャルエナジーカフェのみなさんもありがとうございました!

 

参加者の方々が素敵な方ばっかりで、(ほんとに!)素晴らしい報告会となりました。なんと中には中学生の方も。自由研究(?)のテーマを「屠殺」にしていたらしく、ネットで私のブログを見て来てくださったようです。若いのにすごい。感謝!

 

参加してくださった方々、ありがとうございました。みなさんが積極的に質問してくださったおかげで、私自身も気付きの多い報告会となりました。

いやー、もう支えてくださっている周りの方々のおかげで超成長しております。感謝感謝です!><

 

★いくつか質問を受けたので、印象的だったものをここでも紹介していこうと思います。

 

Q.「鳥を殴るとき、どんな気持ちでしたか?」

 

正直、一言では表せなかったのですが…

「柔らかいものを思い切り殴るという罪悪感」というのが一番しっくりきます。たとえようがなくて「小さな子猫を殴る感じ」といってしまいましたが、私子猫殴ったことないですからね!念のため。笑

自分より小さい、ふわふわした何かを「食べるため」に殴る。
「生きるために暴力を振るう」という新しい経験をしました。

残酷だけど、「こういうことだよなあ」と妙に納得してしまった自分もいます。
生きるためにはこうして命をいただくしかないよね、と。

ただ、回数をこなしていくうちに、殴るとき「覚悟を決める」ことが出来るようになりました。
「怖い」という気持ちよりも、「きちんと、ちゃんと食べるからね。無駄にはしないからね」と思えるようになりました。
これもちょっとした成長なんじゃないかなーと思います。

 

Q.「自分が食べるお肉の量が分かったとおっしゃってましたが、お肉を食べる量は変わりましたか?」

 

もともとお肉を食べる方ではないのですが、やっぱり減りました。
お肉を食べる時に、あの時の臭いや体温、最期の声などを思い出してしまいます。
少なくとも、屠殺をやるようになってから「何も考えないで食べる」ことはなくなりました。
あと、臭い(生臭さ)とかに敏感になったような気がします。

でもこの気持ちも、屠殺を何度も経験していくうちに変わっていくかもしれません。
私の気持ちの移り変わりも、このブログでシェアしていけたらと思っています。

 

ちなみに、私の会社の前は大きな溜池があり、鴨がキャッキャと水遊びしているのですが、「あの鴨肉付きがいいな…」という気持ちが少しづつ芽生え始めました。笑

 

取って食べたりはしないですけど。笑

※ポツポツと白い点が鴨ちゃんです。

 

Q.「回数をこなすと慣れてきて、ありがたみが薄れたりしないのでしょうか?」

 

確かに作業は慣れますが、回を重ねるごとに「また命を頂いてる」と改めて実感させられます。例えば、鴨にしても鶏にしても、それぞれ個性があります。死ぬ間際まで生きようとする子や、あっさりと諦めておとなしくなる子、それぞれです。そういった個性を目の前にすると、「私は鳥じゃなくて、ひとつのいのちをいただいてるんだな、この命は絶対に無駄にしちゃいけないな」と思います。やるたびに、感謝の気持ちは強まります。

でも、別にこの気持ちが変わってきてもいいんじゃないかなーと個人的には思います。作業的になってしまったとしても。
もちろんいのちに感謝することは大事ですが、それと同時にまた別の気持ちが育ちつつあります。

 

その点については、また改めて書こうと思います。
 

★最後に、ブレスト交流会で出た「いのちを感じるワークショップ」の面白いアイディアをいくつか紹介してみます。

 

(1)お肉から料理になるまでを細かく写真で紹介して、どこから「お肉」でどこから「いきもの」か、その意識のラインを探る。

(2)断食などを行い、極限状態で鶏を捕まえて食べる。

(3)車に引かれてしまった動物を解体して頂く。

(4)屠畜場を見学して、スーパーに並んでいるお肉がどういう過程で店に並んでいるのかを学ぶ。
 
うーん、どれもすごく興味深い。
参加者の皆さん、ありがとうございました。
 

※ちなみに、お問い合わせの多かったこのフライヤーは、MAQ inc.のスタッフさん「キシモトさん」が作ってくださいました!なんと決定してから2ー3時間で作ったのだそう…。さすがプロ。驚きました!

「テーマが強烈だったため、できるだけこわくなく、でもあまりかわいくして軽視した様な表現にはしたくなかったので「かわいく」というより「愛情」や「感謝」を感じるビジュアルを心がけました。」とのこと。

素敵ですよね♡
一度もお話ししていないのに、私が伝えたい事がこの中にぎゅっと詰まってて、すごくうれしくなっちゃいました。

キシモトさん、ありがとうございました!

 

それでは、またー( ・`ω・´)

about me!!

About chiharuh

twitter: @chiharuh facebook: http://www.facebook.com/chiharuh   ●畠山千春   新米猟師兼ライター   法政大学人間環境学部卒業。カナダ留学後NGO/NPO支援・映画配給会社に就職、3.11をきっかけに「自分の暮らしを作る」活動をスタート。  2011年から動物の解体を学び鳥を絞めて食べるワークショップを開催。2013年狩猟免許取得。  現在は福岡県にて食べもの、エネルギー、仕事を自分たちで作る「いとしまシェアハウス」を運営。第9回ロハスデザイン大賞2014ヒト部門大賞受賞。TEDxTokyoyz、TEDxKagoshimaにて登壇。   ブログ:ちはるの森 http://chiharuh.jp   著書:『わたし、解体はじめました―狩猟女子の暮らしづくり』(木楽舎) http://urx.mobi/B8LE

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